アルバで見つけたもの
2006年 09月 08日
で、ピエモンテ州はアルバに行くことにした。
これからの季節ピエモンテ州の食材が面白いのではないかと考える。
白トリュフ、ジビエ、そしてやっぱりワイン!!
イタリアの中でも美味しいワインが山ほど。。
ジェノバでレストランの研修に入って約5ヶ月経過。。。
今ではドルチェ隊長としてシェフから任せてもらえるようになった分やりがいはかなりある。
長いようで短い一年、もう折り返し地点は過ぎた。。。
そろそろ環境を変えて、もう一度新たな気持ちで勉強するのもいいのかも?
いろいろ悩んで、まずは興味のある場所へ足を伸ばすことから始めよう!!
で、やっぱりピエモンテ州に焦点を絞って、以前から気になっていたお店へ。
列車に揺られ、途中バスに乗り換えた。
リグーリアの景色とはまったく違う景色に妙に寂しさを感じた。。。
ここ寂しい色やなあ。。。やっぱり無理やなここ。と心で思った。
でアルバ駅に到着。
チェントロまで歩いていくと、可愛くて綺麗な街。気に入った!!
街のインフォメーションで地図や、ピエモンテ州をPRしているガイドブックをもらう。
早速レストランへ。時間はまだ12時半。
うまい具合に人がいた。
あのー何時ぐらいだといいですか?一人なんですけど?
あと30分くらいかなあ?
じゃあ30分後にまた来ます。
少し街を散策して、レストランへ。
さっき対応してくれた人がスーツに着替えてた。
で席に案内された。誰もいない。緊張するなあ。
ピエモンテの伝統的な料理のコース60ユーロを選択。
ちなみにシェフのお勧めのdegustazione 90ユーロ(高いっ。。)
レストランを撮影、シンプルだけど、淡いピンクが印象的なsala
これはシェフからの一品みたいなもの、三種の食感が楽しめる赤カブ
バーニャカウダでいただく野菜たち
やわらかい豚肉のトンナータ(ツナのソース)
ミルクのリゾット(母を思い出す味でした。こんなの作ってもらったことないけど、なぜ?)
ワインリストを持ってきてくれたけど、一人だしなあ。。。
すると、何種類かピエモンテ州のワインをお持ちしましょうかとのこと。
で、別のカメリエーレがこんな昼に女の人一人で食べに来るなんてコックですか?と。。
コックじゃないけど、今ジェノバのレストランで勉強してます。
このお店で勉強したくて今日は食べに来ましたと言ってみた。
ついでにここで勉強するのは難しいですか?と尋ねた。
とっても簡単だよー。と
この人の言ってることほんまかな?いや、まだ信じないほうがいいなあ。
で、料理が次々に出てくる。
伝統的な料理と言えども、お皿はとっても綺麗に仕上がってる。
味はとっても繊細で美味しかった。
気に入った。ここがいい。
食事後、ここのシェフが日本語でどうもようこそ、はじめましてと。。
私、ちょと順番間違ってるな。。(どうもはじめましてようこそ だよね?)
どうしてこんなに日本語上手なんですか?と
実はシェフ、6年前に日本でしかも神戸と大阪で働いてた。
なぜかビンゴー。私も神戸と大阪で働いてたからなんだけど。。
事情を説明。
シェフが今は厨房がいっぱいで、アパートも君のために探さないとけいないからと。。。
電話番号とビサの期間を聞いてくれ、また電話するとのこと。
やっぱりそう簡単には無理だよね。。。
だめもとで言ったけど、自分ではここに来れてよかった。
連絡が来たら本当にラッキーくらいにしておこう。
さて、次いってみよう!
もちろん、ピエモンテ州ね!!