シチリア料理
2006年 03月 24日
私はまだ訪れたことのないシチリア、
地中海で最も大きな島、幾多の民族が殖民、支配を重ねてきた。(ギリシャ、ローマ、ビザンチン、アラブ、ノルマン、ドイツ、フランス、スペイン)
いまだにその様々な文化の香りが色濃く残っているらしい。
画像のプリモはシチリア風イワシのパスタ
材料は新鮮なイワシ、アンチョビのフィレ、カラブリア産の玉ねぎ、ギリシャ産のレーズン、にんにく、松の実、野生のフェンネル、白ワイン、トマトの濃縮ペースト
新鮮なイワシは粉をつけ揚げる。これらの材料が入ったパスタ(ちなみにパスタはブカティーニを使用)とっても複雑な味、残念ながら野生のフェンネルは去年の秋に収穫したものを冷凍していたものを使ったので、フェンネルの香りがほとんどなかった。面白い味、なんと表現すればいいかわからないけど美味しかった。
ANTIPASTI:INSALATINA DI ARANCE
:SARDE A BECCAFICO ALLA PALERMITANA
PRIMI PIATTI:MACCHERONI ALLA NORMA
:PASTA CON LE SARDE

SECONDO:INVOLTINI DI PESCE SPADA CON INSALATINE

DOLCE:CANNOLI ALLA SICILIANA

今日は当番だったので、ジャンルーカにシチリア料理になぜパン粉を使った料理が多いのかを聞いてみた。昔はパン粉=貧しい人たちのチーズだったとのこと。
その土地で食べられるもの、料理を知ることは歴史を紐解くことになる。料理の歴史ってこれまた深いんだなー。
ジャンルーカはイタリア料理はパン(残ったパンを含む)の使い方がものすごく上手いんだ、だからジャン(自分のことをそう呼ぶ)はパンの歴史やパンを使った料理について本を書きたいくらい。。。って言っていた。
ちなみにドルチェのカンノーリ、リコッタチーズに大量の砂糖を混ぜて作るクリーム、シチリア、また南イタリアはスペインの文化の影響のせいでドルチェはとにかく甘いらしい。私にしたらイタリア全土ドルチェは甘いやん?!って思うけど、もっと甘いらしい。
今日は夕食の準備時にジャンルーカにカンツッチィの作り方を教えてもらったが、これもシチリ南イタリアに負けないくらいの砂糖の量だったよ。。。