研修先決定!!
2006年 03月 11日
ゆうちゃんと敬宗(二人ともありがとね)と三人でリグーリア州ジェノバにあるBardinというレストランへ。ルッカから電車で乗り継ぎ約三時間。途中海沿いを走る電車からの景色は素晴らしかったー。ジェノバの大きな駅であるGenova piazza principe駅から約20分Genova sestri ponente駅に到着。駅からレストランまで徒歩10分かからないところにありました。
駅の周辺はスーパーやBarやいろんなお店が連なっていて、住むにはとても便利な街でした。
お店に入るとシェフがテーブルで話中。挨拶を済ませ、テーブルへ。まず目に入ったのはワインの豊富なこと。ワインセラーもかっこよかった。そして店内はモダンなかんじ。席数は40席近く。店内から厨房は見えないようになっている。
メニューを見せてもらい、辞書で調べながら吟味。
"astiche"(オマール海老)に引かれ奮発して、一人50€のコースをいただくことに。
きっとオマール海老なんて研修中に賄いで食べることできないだろうし、今のうちに食べておかないとさ。
いただいたもの。
まず最初にフォカッチャ4種(ジェノバはフォカッチャが有名もちろん自家製)、自家製パン
前菜:polenta con patate guarnito prosciutto affumicato(ポレンタとジャガイモ、燻製のハム添え)
:ostrica cruda con limone(生牡蠣)
:frittella di pettine e carciofi (帆立貝とアーティーチョークの衣揚げ)
:fritto di bianchetti con sciuma(白子のフリット、マヨネーズみたいな味の泡添え)
:tataki di tonnno(マグロのたたき)
プリモ:spaghetti fatto a mamo alle astiche(オマール海老のスパゲティー)
セコンド:astiche alla griglia(オマール海老のグリル)
ドルチェ:sorbetto di frutta (果物のシャーベト三種盛り)
正直な感想はイタリアに来て、前菜でてんぷらとたたきをいただいたのはショックー、しかもイタリアンのお店で。。。伝統料理を露骨に出す料理とは違って、nuova italianってかんじ。
自分の思惑と少しずれているような気がする。。。しかしベースは正真正銘イタリア料理。私はイタリア料理を勉強しに来たのだから間違い!!。お料理は味もセンスも大切。同時に磨けるなんて願ったり叶ったりだ。私ってpositivo!!
シェフのLUCA氏は「若きヨーローッパのシェフの会」の一員である。
新しいものを常に取り入れようとする考えを持ったシェフなんです。
毎日トスカーナの塩なしパンを食べているので、リグーリアの塩入りパンが妙に塩っ辛く感じる。
でも、お料理は全部私にはちょうどよい塩加減でオマール海老の甘いこと。。ソースも美味しかった。メニューは肉料理たった一品だけ、あとは魚料理のお店。
今回イタリアに来るまでは研修先は絶対に南イタリアのカンパーニャ州にしようと思ってたけど、だんだんリグーリアにも興味を持ち始めて、このレストランを薦めてもらった。
いままでイタリアには4度来ていたけど、ジェノバは一度も行くチャンスがなかった。
だったらこの機会に住んでみるかと考えをチェンジしてみた。
ジェノバからミラノやトリノまで電車で1時間半くらい(ミラノ大好き)、フランスやモナコにも電車で行くことも可能だし、ジェノバも大きな都市(ちなみに水族館があって敬宗が羨ましがっていた。。。)で私がこれから住む街もとても便利で住みやすそうだ。地形が神戸にそっくり(海と山が近い)、いつでも海が見れます。しかもこの街sestri ponente今のところ日本人は一人らしい。というのも、研修先には学校の一期前の吉田さんがすでに働いている。だから最初の5ヶ月は一緒に働くことになる。本当は日本人がいない環境がよかったけどジェノバに行きたかったから仕方ない。できるだけ日本語で会話はしない、吉田さんに厨房で頼らないようにしたい。
この吉田さんにいろいろ話聞かせていただいたのだけどとても感じのよい人です。
厨房はシェフとイタリア人の男の子(二十歳、かわいかったなー)、吉田さん、4月から私、洗い場にはこれまた優しそうなおばさんの5人です。サービスは二人、おじさんとおしゃれなお姉さんです。
レストランの定休日は日、月(週休二日でーす)、土曜日は営業時間が長く閉店が1時か2時ごろになるそう。。。日、月曜日が休みだから頑張って働くぞー。
シェフのサインをもらって、ルッカに無事に帰ってきた。
あと残りの3週間、ルッカでの学校生活悔いなく頑張ろうっと。
Bardinの店内の一角