滞っていた2016年のサルデーニャ紀行の備忘録の続きです。
2016年7月2日土曜日
アルゲーロからサッサリまで移動、距離は約50キロ。
交通網が発達していないサルデーニャ州での移動は中長距離バスのプルマンを使うのが一番効率が良い。
ネットでプルマンの時刻表を調べて、さらに現地で確認して乗車。
朝夕2便くらいしかないので、朝6時半のプルマンで出発。
プルマンといっても、バスの停留所はいくつもあるので、通り越してしまう可能性あり。
いつもバスやプルマンを利用するときは運転手に目的地を伝えておいて、
降りる時に教えてもらうようにしています。
サッサリに到着、ガイドブックにはサルデーニャ州第二の都市と書いてあるけど。。。思ったより小さな街でした。
予約しておいたB&Bまで石畳の道をスーツケースをごろごろ引っ張りながらたどり着く。
まだ朝の9時過ぎだったので朝食を頂きながら(まだ宿泊はしていないのに。。。)
サッサリの町の見どころを丁寧に説明してくれました。
私が今回サッサリに宿を取った理由はカステルサルドに行くためだったので、
まず部屋に荷物を置き、またプルマン乗り場まで戻り、カステルサルド行きのバスを待ちます。
乗車券3€安い。イタリアの公共の乗り物は安くて助かります。
カステルサルドまでの距離は22キロ
カステルサルドはイタリアの最も美しい村の一つに認定され、
かつてジェノヴァ共和国時代に築かれた村なのです。
ジェノヴァっ子としては是非訪れておきたかったのです。
それと工芸品の籠をこの地で買いたかったので。
まずは旧市街へ
この坂道を上がると。。。
最高の景色に遭遇
土曜日だというのにインフォメーションは休み。。。。
丘の上の旧市街。
地図もないので、歩いた道を迷わないように写真を撮りながら進みます。
籠博物館に遭遇したので見学。
教会で一休み。
民家の前で籠が並べてありました。
見ていると、中からおばさんが出てきたので一番伝統的な形のものがどれか聞いてみると
伝統的なものって古臭いわ、こっちがいいわよとおばさんの好みを主張してくる。
これはイタリア人には決して珍しことではない、ごく当たり前のことなんです。
私はどうせ買うならクラッシックがいいのよって自分の意思を貫いた。
せっかくここまで来たんだから。お土産物屋にも売ってるんだけど
正真正銘現地の人が作ってるのが欲しかったからね。
さてお昼過ぎ、レストラン探しへ。
最高のロケーション、一人ランチも寂しくなんてないない。
すでに気に入ってしまったパーネカラサウ。
ニョケッティサルディ
これも絶対食べるリストの一つだったのでクリア!!
さっきのおばさんの手作りの籠
ブルーの模様は水平線とサルデーニャの海だそうです。
この形が伝統的なんだって~。
サルデーニャ州で絶対食べるリストの一つのポルチェドゥ(仔牛の丸焼き)
がメニューにあった~~~!!しかし注文は2名様からだった。。。。"(-""-)"
仕方なく豚肉のソテーに。。。しかし美味すぎた。
食後のカッフェしながら外を眺めていると、
コックコートの男子が現れた。
何してるのかって尋ねたら、今からポルチェドゥ仕込むんだよ。
それに欠かせないミルトを取りに来たんだよって。
は?なんて言いました今、ポルチェドゥ仕込むですって。。。
えーなーーー。
そしたらミルトの葉っぱくれました。
さて、しばし胃を休めてから再び旧市街散策。
お店のおばさんのお喋りが止まらない。。。ニョケッィサルディ用の籠とお土産の籠を買って、新市街に戻りました。
プルマンの出発時間までたっぷりと時間があったので、
絵葉書を買ってサルデーニャから日本へ送りました。
イタリアに居ると、すべてにおいて効率が悪いので待ち時間がやたらあります。
例えば、バス、電車、レストラン、郵便局などなど。
日本ではいつもばたばたしている私ですが、イタリアでは時間を待つことしかできない場面が多いんです。
プラス思考で言えばその分普段できないことができるのです。
入ったバールがこれまた電気が故障してて、大人たちが寄ってたかって直していました。
だからエアコンも効いてなくて、暑かったな。